2012年6月11日月曜日

前立腺がん の併用治療で生存率向上

前立腺がんの治療に際しては、アンドロゲン遮断療法(ADT)の単独療法よりも、アンドロゲン遮断療法(ADT)と放射線療法(RT)の併用治療が、生存率を向上させることが大規模な治験で判明した。

前立腺がん治療の研究調査の対象は、局所進行性前立腺がんもしくは限局性前立腺がん患者1205例で、調査期間は1995年~2005年の10年間。持続的ADT療法+RT併用療法(603例)、持続的ADT単独療法(602例)の結果が分析された。

これらの結果から、ADTと放射線療法の併用は、放射線療法が適切とされる局所進行前立腺がんの全患者に提供されるべきと結論付けた。