ウイルスでがんワクチンを作り、血管に注射するだけでがん細胞を駆逐する新しい治療法が発見された。
ワクチンは、風邪のウイルスを使って製造され、ワクチンが血球に乗って免疫システムからの攻撃をよけつつ、がん細胞だけを攻撃する。ワクチンの基になるウイルスは風邪や胃もたれを引き起こすレオウイルス。レオウイルスは化学療法とワクチンの両方の働きを持ち、 がんを攻撃すると同時に抗がん免疫反応の効果もあるという。また、レオウイルスはがん細胞だけを攻撃し、健全な細胞には何もしない。これはがん患者が受ける副作用がほぼ無いということだ。
この研究が成功すれば、将来的にはがんはワクチン注射だけで治る病気になるかもしれない。
新しいがんワクチン治療は、ロンドンのがん研究所が発見し発表した。